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蓮花山までは、結構時間がかかる。羽田空港から国内便を経由して福岡空港に行き、そこから中国武漢空港へ行かなければいけない。羽田から武漢に行く人はあまりいないので、当然直行便はない。武漢からは、蓮花山のある顎州市へチャーターしたバスで移動。顎州市までは、高速道路を使って2時間ちょっとの距離だという。
しかし、武漢空港についた時間が夕方だったので、バスでとりあえず近くのレストランへ。チャイナ服を着た女性に誘導されて、赤や黄色で彩られたにぎやかな店内に入ると、みんな丸いテーブルの周りに座って、色んなものをつまんでいる。日本人が想像するいかにも中国の情景がその場所にあった。びっくりしたのが、結婚式の二次会?を仕切りも何もない店内でやっていたことだ。誰が身内なのかよくわからないが、マイクを使ってワーっと盛り上がっている(写真)。かと思えば、その近くで誰かの誕生日会をやっている。
何でもありです。
しばらくするとまた別の場所で結婚式の二次会がはじまった。国民性の違いに少し驚きました。 |
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レストランで食事を終えて外に出ると既に日が暮れていた。真っ暗で雨が降る中バスは高速道路へ、と思ったら、道を間違えて右往左往。この地域では町から離れるとあまり街頭がないので、ほんとにわかりずらい。車内から外を見ていてもあんまり何も見えないのでいつの間にか寝ていた。でも、おそらく高速を降りてからだと思うが、あまりにバスが揺れるので目が覚めた。なんだろうと思って辺りを見ると、道を舗装中らしく対向1車線しかない道路に土が盛られている。普通に考えれば、盛り土は道路脇に置きそうなものだが中国は一味違う。道路に置きっぱなしだ。ほんとに危ないです。当然バスは盛り土をよけるために中央線を走る。でも、対向車がくるのでそのたびに蛇行して対向車をやり過ごしていく。そうすると、舗装前の道路はガタガタなので、バスが激しく揺れる。外は真っ暗だし、道はガタガタだし、雨は降ってるし、バスのライトはあんまり明るくないし、いやほんとに怖い。
30分ぐらいそういった道を走り、バスは現地時間夜10時に蓮花山へとついた。バスでスリルを味わったせいか、蓮花山につくとすごく疲れが出て、ホテルのベットにもぐりこむといつの間にか眠っていた。 |
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次の日、午前中は蓮花山病院(写真)で貫頂、帯功、意念針、そして講義を受けた。貫頂とは、功力の強い人からエネルギーを入れてもらうことで、自分の作っている窮穴(エネルギーを入れる器)の開発を援助する方法だ。もちろん、治療効果も高い。帯功というのは、一度にたくさんの人のエネルギーを使って、エネルギーバランスを整える方法だ。そして、意念針はエネルギーを針のようにして針と同じような効果を得るという方法で痛みもない。ツアーには、主催者の米先生と私を含めて14人の方が参加していたが、ほとんどの方は修練目的というよりも治療目的に来られた方だった。その中でも、80歳を越える高齢の方が3人も参加されていたが、一人は既にガンを蓮花山病院で治された方だった。
一連の治療をしてくれた方は、蓮花山病院の張院長だった。穏やかな方でいつもニコニコしていた。パワーはすさまじく、手が異常に熱い。手にストーブでもつけたかのような熱さだ。そして、エネルギーを入れてもらうと気持ちいい。
パワーが強いせいか、眼をつぶっていても張先生がいる辺りは電気をつけたように明るく金色に光っていた。 |
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一旦、ホテルに戻ってお昼を食べた後、今度は薬湯風呂(写真)に入った。薬湯風呂に入ると元極学の音楽が鳴り始めた。気持ちよくてお風呂の中でウトウトしてしまった。でも、お風呂の湯量が多くないので寝てしまってもおぼれる心配はない。音楽が終わると終了らしく、時間はだいたい20分ちょっとくらい。体が芯からポカポカと暖かくなってきた。そして、お風呂から出る前に、小さなバケツに入った蜂蜜入りの薬草湯を頭から被る。髪の毛や皮膚がすべすべになるそうだ。たまにお湯が熱すぎることがあり、ヤケドしそうで恐い。実際、参加者の中でお湯の温度を調べずにお湯をそのまま被って、軽いヤケドをした人がいた。油断大敵である。
お風呂に入った後は、元極学の修練をしている医師や看護婦さんに全身マッサージと足裏マッサージを受ける。全員が元極学の修練をしているので功力が強い。こういった人にマッサージをしてもらうと、やはり気持ちよさが違う。また寝てしまった。
そうこうしている内に全部終わったら、なんと5時半!ほとんど座ったり寝転んだりして治療を受けているだけだった。少し蓮花山の中を歩いて回ったが、もうすぐ食事の時間なのでそそくさとホテルへと戻った。 |
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蓮花山病院からの帰り道に蓮花山入り口前にある九龍塔(写真)を撮影した。この九龍塔は私たちが泊まっているホテル「貴賓楼」の丁度目の前にある。撮影した日は天気も悪かったが、後で写真をみてびっくり。九龍の周りだけ白く光っていた。
この九龍塔は、現在の元極学継承者:張 志祥先生とこれを作った人が、同じ九龍の夢を見て設計図なしで作ったといわれている。ほんとか嘘かはわからないが、実際に見てみるとすごい迫力がある。 |
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| 今日は、午前中の治療と講義を受けてから、お昼はマッサージなどを受けずに一人で蓮花山を回って修練することにした。蓮花山入り口にある蓮花山全景図(写真)を見て、元明塔と碑林に行くことにした。なぜか蓮花山全景図を取ったときも、後で写真を確認すると上部が明るく輝いている。後で気づいたことだが、この裏には祈福堂というお堂があり、やはりここのパワーも非常に強かったので、そのエネルギーが写ったのかも知れない。なんにしても、撮影した日はこんなに天気は良くなかった。 |
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元明塔とは、11階建ての建物で上に行けば行くほどパワーが上がっていくといわれている。その理由は、元極学の修練の段階と対応しており、自分が最も気持ちいい階が修練の段階と対応しているということになるらしい。
試しに一番上まで上ってみる。確かに上の階に行くに従い、手に受けるビリビリとした感覚が上がっていく。また、元明塔内部の蓮の花の彫り物は、下の階では蓮の大きさも小さく花もつぼみの状態だが、上の階に行くに従いどんどん大きくなって花が開いていく。修練の段階を蓮の花で表現しているのだろう。そして、元明塔の真ん中を貫く柱には、龍の彫り物がこれでもかと彫られている。最上階に行くと、天井もたくさんの龍の彫り物(写真)で敷き詰められていた。
元明塔も他の建物と同じく周りが白く輝いていた。 |
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元明塔の11階に行っても、パワーが強すぎて気持ち悪いということもなく平気だったので、試しに静功をしてみた。ただ、天井の龍の彫り物の間に鳩が巣を作っているようで、床にたくさんの糞がありとても座れそうになかったので、立ったまま静功をした。確かに体の中を流れるエネルギーの量が段違いだ。足の裏と頭からエネルギーがたくさん入ってくる。非常に気持ちがいい。また、唾液の出る量がいつも静功を行うときよりも断然多い。少しだけするつもりだったが、気持ちよかったので、気がついたらいつの間にか30分くらい静功をしていた。
次に動功をしようと思ったが、鳩の糞だらけで持っている荷物を置けそうな場所が見当たらない。仕方なく鳩がいない10階に下りて、動功を行った。やはり動功も気持ちがいい。エネルギーがたくさん入ってくる。よく気功をしていると「体が暖かくなってくる」というが、はっきり言って暖かくなるなどという生易しいものではなかった。体の中心から背骨を伝って熱の塊が頭に向かって上ってくるような感覚だ。そして気持ちがいい。周りのことなどほとんど目に入らない。途中、中国人の人が何人か上がってきたが、私が修練をしているのですぐにどっかに行ってしまった。おそらく蓮花山内の学校の生徒だろう。
この蓮花山には、敷地内に中学、高校、大学があり、宿舎も敷地内にある。これほどパワーが強い環境で勉強をしていたら気分もいいし、病気にもならないだろうなと少しうらやましく思った。
現在、蓮花山に来る人は、ほとんどおらず元明塔に来る人といえば蓮花山の中で働いている人や蓮花山内部の中学、高校、大学に通っている人だけだ。実は、中国では現在法輪功の影響で気功を集まって教えることが禁じられている。日本人の場合は、中国語を使わないことや治療目的で来る人が多いので何か言われることはほとんどないらしい。 |
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| 元明塔で修練をして、元明塔の1階へと降りてきた。元明塔は高台にあるので、元明塔に来るまでに階段を上ってこなければいけないが、その階段も龍の彫り物が施されている。写真に写っているとおり、龍だらけだ。大きく躍動し迫力のある龍が何匹もあしらわれ、これだけでもたくさんの費用がかかっただろうなと思う。この龍の階段の入り口から、元明塔を取り囲むようにして石碑がたくさんある。どうやら、この蓮花山を作るにあたって寄付をした人の名前をすべて彫ってあるらしい。米先生の話では、元明塔の費用の半分は香港の大富豪が寄付したらしい。マレーシア、フィリピン、台湾、シンガポールなどの国別の石碑や、中国の湖北省など省単位の石碑が続く。また、日本からも何人か寄付をしているらしい。しかし、残念ながら石碑が多すぎて私は日本人の名前を見つけることができなかった。 |
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私たちが蓮花山についてから天気が良くなかったので、朝の修練をするために元明塔や碑林に出かけることができなかった。しかし、この日は天気が少し回復していたので、一緒に蓮花山にきていた方に誘われて朝5時から碑林で朝の修練をしにいった。
当然まだ日は昇っていないので、電気のついていない真っ暗な蓮花山の中を懐中電灯を使って碑林へと歩いていく。これが結構怖い。一人でなく、二人で歩いているのでそこまで怖くはないが、おそらく一人で歩いていると電気がないので相当怖いだろう。気のせいか、二人の歩く速度も早足だ。また、3月の下旬だというのに異常に寒い。私たちが滞在していた期間は、日本だけでなく中国も異常気象だったらしく、気温は5℃から12、3℃程度しかなかった。歩くこと10分、階段を上り碑林の中心部についた。
まだ誰も来ていない。ひんやりと暗い碑林の中、私たちは各々に修練を始めた。私は、先に動功を時間をかけて40分程度行い、それから静功をすることにした。碑林内部で、天地とエネルギーをつなぐと、非常に強いエネルギーが体に入ってくる。ここもまた、元明塔同様かなりのパワースポットだ。
気温は5℃程度しかないはずなのに、動功を始めるとすぐに体の中心から熱が湧き上がってくる。しばらくすると寒さなどは、ほとんど気にもならなくなった。動功をしている間中、非常に気分がいい。動功が終わった後、冷たい大理石の上に断熱マットをしいて胡坐をかく。ゆっくりと静功をはじめた。静功は、全く体を動かさないので寒くならないかと最初は不安だったが、心配する必要は全くなかった。体を動かす動功以上に体が暖かい。特に、窮穴というエネルギーを貯蔵する体の部分は熱い。意念を使い、エネルギーをゆっくりと経絡を通して動かしていく。
時間がたつにつれ、周りのことは気にならなくなり、次に体という存在も気にならなくなっていく。ただ、ひたすらにエネルギーの流れる経絡と窮穴だけを意識する。とても心は落ち着き、幸せな時間が過ぎていく。正確にいうとどれくらい経ったかという時間の感覚すらもなくなっていく。数分のようでもあり、数十分経っているようでもある。
フッと意識を周囲に向けると、いつの間にか日が昇り始め、外では騒がしいほど音楽がかかっている。横で修練していた人がかけていた元極学のテープも終わり、7時近くになっていた。もうすぐ朝食の時間だったので、収功をしてホテルへと戻った。
上の写真:元明塔と同じように光輝いていた。
下の写真:夜明け前に撮影したら、赤く丸い玉が写り込んでいた。 |
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朝の修練を終えて、ホテルで朝食を食べた後に日課である蓮花山病院へ。今までは、張院長が講義をしてくれていたが、今日は馬先生の経穴の講義だ。馬先生は、どちらかというと拳法などをしていそうなどっしりとした体格の先生だ。顔も丸顔で、体も筋肉のせいかずんぐりとした体格だ。
貫頂のときに受けるエネルギーの印象も張先生と比べると少し違う。張先生の場合は、とても暖かくやさしいエネルギーで目をつぶっているときに見える色は金色だが、馬先生の場合は白い色が見え、涼しい感覚のエネルギーだ。
馬先生は講義中、とても熱の入った大きな声で経穴の話をしていく。また、スラスラと元極秘録の言葉をホワイトボードに書いていく。きっとこういった哲学的な言葉が大好きで、いつも読んでいるのではと思う。それくらい真面目で朴訥な印象を受ける。
その講義中に、驚いたことがある。米先生に言われて気づいたが、一言も元極学の言葉を使わないのだ。東洋医学の言葉は使うが決して元極学の言葉は使わない。
冒頭でも書いたとおり、現在中国では法輪功の影響がまだ根強く残っており、元極学もその例外ではない。元極学を教えることは基本的に禁じられているのだ。そのため、馬先生は決して元極学の用語では話さない。米先生は、馬先生の話を翻訳しながら元極学の言葉を織り交ぜて話していく。こうすれば、馬先生に迷惑をかけることはない。
ただ、熱心に話しているのだと思ったら、そこまで気をつけて話しているとは・・・いやはや驚いた。 |
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この日は、夕食を食べた後再び蓮花山病院で、張院長からの取り計らいで元極学についての質問会を開催してもらった。これは、もともとのスケジュールに含まれているものでは無かったので、完全に張先生の好意だ。最初、いくつか簡単な元極学の内容についての質問に答えた後、参加者の一人が「悟りについて」という、まるで仏教の説法のような質問をした。それまでの質問についても張院長は、丁寧に細かいところまで教えてくれていたが、この回答は更に内容が詳細だった。もともと気功やヨガといったものの最終目標は、元極学でいう「天人合一」である。つまり、天と人が一体になることによって「悟り」を得るということである。その手段として、気功とヨガなどの方法がある。元極学の理論では、その悟りの段階が大きく5つに分かれている。そして、それぞれの段階に応じた修練をすることによって、エネルギー的な部分だけでなく、精神を高めていくらしい。その内容について、張先生は40、50分かけてテキストに載っている内容以上のことを、例を挙げて説明してくれた。ちなみに、張先生は中医学の医師(日本で言う医学博士)であるが、それを投げ打って元極学に取り組んでいる。
正直話は難しかったが、張院長が元極学に真剣に取り組んでいるということと、単に修練するだけでは高いエネルギーに到達できないということが少し理解できた。実は、元極学の修練方法は、段階が上がるにつれて動作などは非常に簡単になっていく。しかし、それに反して要求される精神性はより高くなり、それがが保たれなければ修練はうまくいかなくなる。だから、修練の段階が進むにつれて、その段階に到達できる人間が減っていくのだ。
当初、1時間程度で予定されていた質問会は気がつけばもう3時間を経過していた。既に時間は11時。その日はいつもより遅めに眠りについた。 |
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